議長の退場命令に拍手

9月21日、議会初日に、K議員の一般質問がありました。

教育基本条例案の文言について、区長の思想が入っている等、区長に対しての質問でしたが、その中で、「教育とは強制ではない・・・」と語ったので、思わず「いや違う!強制だ」とぼそっと言ってしまいました・・・

教育のすべてが強制ではありませんが、自由平等と教えてきた結果が今の青少年の状態なんではありませんか・・・義務教育で、自由ですよ個性ですよ平等ですよと育てられ、社会に出れば自由はなし、上司がおり上には上がおり平等もなし、競争社会についていけなくなるでしょう・・・そしてすぐに退職。

教育とは、自律する為に教え育むものだと思っていますが、私とは、意見が違うようです。

私は、色々な意見があってこその社会だと思っていますし、議会での多くの質問は、大変勉強になります。

傍聴席には、その議員の支持者が来ていたのでしょう。大きな拍手がありました。傍聴席では、拍手も禁止なのですが・・・

さて、質問が終わり、答弁ですが、答弁に区長が立たないので傍聴席から「区長!答弁!」との野次が・・・・

拍手や野次に・・・
一回目「傍聴人静かに願います」
二回目「傍聴人に申し上げます。第00条により次に従わない時は、退場を命じます」

・・・・・それでも、すごい野次。
三回目「退場して下さい。退場を命じます」

傍聴席では、守衛と騒いだ人がもみあっていましたが、退場しません。
「再開!」とか野次っている人もいましたが、ここでもしそのまま再開したら、騒いでも大丈夫との前例を作る事になってしまいます。

議長は、じっと待っていましたが、「ただ今より休会と致します」
と休会となり、私達は、会派の部屋に戻って休憩。幹事長会が開かれ・・・どうなる事か・・・と案じておりましたが、議会は再開。
議長の毅然とした態度は立派でした。


あの、教科書採択の大騒動の議会でも「退場」はなく、質問も答弁も聞こえない状態の議会の様子に、議長はいったい何の為にいるのかと苦々しく思っていましたので、今日の議長の行動に拍手でした。

大騒動の当時、私が一般質問するので、友人が傍聴に来てくれたのですが、何も知らない友人は、傍聴席の真ん中に座ったらしいのです。私の質問中や、答弁の区長に対しての傍聴席からの暴言にびっくりして、貧血を起こし動悸も・・・、しばらく歩けないので近くの喫茶店で休んでから帰宅し帰ってからも2,3日気分がすぐれなかった・・・と言っておりました。

何故、この暴挙をだまって「静かにして下さい」だけ言って止めないのか・・・友人達に対してとても恥ずかしい思いをしたものです。が・・・・、議長。良い前例を作って下さって・・・その勇気に感謝します。