生と死をみつめて・・・ながい一日だった

朝から会議。終了後、中野ZERO大ホールにて「やはた幼稚園の創立60周年の発表会」に参加。参加といっても理事長先生にご挨拶しただけで失礼してしまったが・・・。

会場の外は、幼稚園生のご両親や祖父母の方々で溢れていたが、園児達は、これから演舞なのか大きな赤いリボンをつけている。お目目がきらきらとっても素敵。

私は、赤ちゃんや子供が大好きなので、この発表会をとっても楽しみにしていたが、友人の告別式に間に合わなくなってしまうので、後ろ髪を引かれる思いで会場を後にした。

中野駅から武蔵浦和駅の会場まで大急ぎ・・・。告別式は始まっていたが、会場は、大木さんのご家族との写真や、歌手としての舞台の写真がいっぱいパネルに貼られており、彼のCDや新作発表のチラシ等が飾られていた。

最後に奥様が皆様にご挨拶されたが、支えられながらの様子は何ともたまらない。

大木さんの死亡新聞記事を持っている方がいらしたので、頂いたが、「男性はねられ死亡 別の車がひき逃げか」との見出しで12日午前1時50分頃・・・大型トレーラーにはねられ頭を強く打って死亡。他の車にひかれたあとがある・・・と書いてある。そんなああ・・・。

皆、同じように何故亡くなったのか奥様に聞けず、記事を見て初めて真相を知ったらしい。辛いなあ・・・・。命ある私達には、いつか別れがくる・・・判ってはいてもやはり残念でならない。

お見送りして・・・早足で・・・今度は、虎ノ門のニッショホールにて、拉致問題対策本部 法務省と外務省主催の「拉致問題を考えるみんなの集い」に参加。少々遅れて入場したため、「めぐみ=引き裂かれた家族の30年」の映画が始まっており会場は真っ暗。Kicx0553

仕方がないので入り口に立って映画を観たが、1時間30分・・・立ちっ放しで疲れた!!アメリカの映画会社が作ったという事だが、映画を観た後は、何ともやりきれない気持ちが残る。

横田ご夫妻と池田理代子さんとの対談では、めぐみさんがとっても可愛らしく心の優しいお嬢さんだった事が良くわかる会話が続く。南こうせつさんの歌も素敵だったが、歌の合間のコメントがとても拉致の会にふさわしく感激してしまった。心のやさしい人なんだなあ。

その後、まだプログラムは終わっていなかったが、次の会場に行かねばならず、途中で失礼してしまった。とても素晴らしい会だったのに、会場が満席でなかった事がとても残念。14時から17時50分のイベントはちょっと長い気もする。

次は、中平マリコさんの「ホッと コンサート」へ。先日初めてお会いしたが、目の輝きと笑顔に何故か惹かれてしまい、思わずコンサートのチケットを買ってしまった。身体はとても疲れていたが心の栄養・・・元気をいただいた気がする。

中平マリコさんは、1972年(昭和47年)に、山口百恵森昌子桜田淳子などが誕生した日本テレビ「スター誕生」決戦大会で最優秀歌唱賞受賞。 五木ひろし八代亜紀が誕生した読売テレビ「全日本歌謡選手権」にて10週合格。33代チャンピオン。最年少の16歳でチャンピオンとなり歌手の道へ・・・ホリプロダクション&ポリドールレコードより『だから雨が好き』でデビュー。芸名=中麻里子(ナカ マリコ) 17歳。
が・・・・舞台での事故により長期休養。歌を断念された・・・という。Cd_2

現在は、事故の後遺症で痛みのなか、ボランティアでブラジルにて日本の歌を歌いに行っており、「ブラジルに日本の良さが残っているのです」「ブラジルの方は日本の歌をとても喜んでくれます」と、移民100年のブラジルの方々への想いを笑顔で語る様子はとても魅力的。

これから大きくなる子供たちからエネルギーを貰い、6歳のお嬢ちゃまを遺して逝った友人の死を送り、拉致問題を改めて考えさせられ・・・心温まるマリコさんの歌をお聞きし、ながいながい色々な思いをした一日だった。疲れたが充実していた一日だった。