乃木大将の訓示 さすがに凄い!!
乃木院長の訓示
学習院初等学科学生に与えた訓示
- 口を結べ。口を開いて居る様な人間は心に締りがない
- 眼の注け方に注意せよ。始終キョロキョロしれい居るのは、心の定まらない証拠である
- 敬礼の時は先方をよく注視せよ
- 自分の家の紋所、家柄、先祖の事はよく聞いて忘れぬ様にして置け。先祖の祭は大切であるぞ
- 男子は男らしくしなくてはいかん。弁当の風呂敷でも、赤いのや美しい模様のあるのを喜ぶ様では駄目だ
- 決して贅沢するな。贅沢程人を馬鹿にするものはない
- 人力車には成る可く乗るな。家で人力車をよこしても乗らないで帰る様にせよ
- 寒中水で顔を洗うものは幾人あるか。湯で洗う様ではいかぬ
- 寒い時は暑いと思い、暑い時は寒いと思え
- 破れた着物を其の儘着て居るのは恥だが、そこを継ぎをして縫って着るのは決して恥ではない。いや恥どころではない。
- 恥を知れ。道に外れた事をして恥を知らないものは禽獣に劣る
- 健康の時は無理の出来る様に体を鍛錬せよ。けれども一旦病気になったら医者の云う事をよく聞け
- 洋服や靴は大きく作れ。格好などかまうな
- 学習院の学生は成るだけ陸海軍人になれとは、陛下の御沙汰であるから、体の丈夫なものは成るべく軍人にならなければならぬ。けれども生まれつき体の弱い者もあり、又種々の事情でなれぬ者もあろう。是も仕方がないが、何になるにも御国の為に役に立つ人にならなければならない。国の為に役に立たない者、或は国の害になる様な人間は死んで仕舞った方がよいのである。