平成23年第2回定例議会始まる

今議会は、選挙後初めての定例議会のため、新人議員がどのような質問をするのか興味がある。48議員のうち29議員が質問に立ったが、一日9人の質問では、疲れてしまいそう。 私は、6月15日に質問する事になってたが、最終質問者で予定時間の5時過ぎてしまった。再質問も考えていたのだが・・・・・。少々遠慮してしまった。質問すれば良かった。続きは、委員会で質問したいと思っている。 以下、質問原稿・・・。 私は、創新の一員として 一般質問致します。本日、最後の質問ですのでよろしくおねがい致します。 質問に先立ちまして このたびの大震災において、被害に遭われた多くの地域の皆様に心よりお見舞いを申し上げます。  それでは、杉並区における自衛隊へのかかわり方 について、次に教育基本法と教科書採択について お伺い致します。

初めに、杉並区における自衛隊への関わり方について質問致します。

3月11日の災害後、テレビで被災地の様子を拝見し、いてもたってもいられず、すぐに有志10数人で、トラック3台とワゴン車2台に水、灯油や歯磨きセット、衛生用品等の支援物資を、原発から34キロ地域の避難所や高齢者施設に届けました。

その時に、滑走路やターミナルビルの1階が完全に水没したという 仙台空港にも立ち寄りましたが、バスの発着所であったであろう所は、 折れ曲がりぺちゃんこになった車や ばらばらになった家が一緒になって積み重なっており、どこに何があったのか全く判らない状態でした。

そのがれきの塊の中で、木材を一つ一つ手作業で動かし捜索している自衛隊の皆さまと出あいました。あまりの状態に、いったい空港は いつ使えるようになるのだろうかと心配になりましたが、驚いたことに、自衛隊やアメリカ軍などが がれきを撤去し、3月16日には、一部滑走路が使用できる状態となり、お陰で海外からの支援物資も到着できた との事でした。

その後、2か月以上経ってしまいましたが、電車がまだ復旧されず困っている 山元町の中学校等に 自転車を届ける機会がありました。

役場で斉藤町長とお目にかかり お話をお伺する機会を頂きましたが、

山元町は、これまで 台風も避けて通るぐらい災害のない町だったのに、今回の震災で、町の約5500世帯のうち約2500世帯が被災し、居住可能な地域のうち62%が津波で浸水し、壊滅的被害を受けたとの事でした。

あまりの甚大な被害に、当時は、笑うしかなかった・・一週間経って、ようやく現実であることを受け止め始め、悲しみや複雑な思いが出てきたと話して下さいました。

新聞等では、自衛隊の方々が、命令がなく 動けない部隊もあったと報道されていましたが、山元町では、緊急事態であるので、と、すべて自衛隊にお任せしながら、事務やその他の業務を していったとの事です。

そのため、罹災証明書を 迅速に住民に渡すことが出来、住民の皆さまは、罹災証明書を元に補助金や一時金をすみやかに受けとる事が出来たとの事です。それだけでも、どれだけ心の支えになったでしょうか・・・。

緊急時におけるリーダーのとっさの判断によって、地域の多くの状況が違ってくることを強く実感致しました。

自衛隊の皆さまによる、捜索は、黒い泥水に腰までつかって行う 過酷な作業だったようですが、5月23日には、任務を完了した約2000人の自衛官は 任地に戻られた とのことでした。

庁舎の入り口には、「第10師団の皆さま 長い間お疲れさまでした」と 大きな紙に書かれて貼られてありましたし、各避難所の入口にも「自衛隊の皆さま有難う」と書かれてありました。

避難所でお話をして下さった誰もが、「自衛隊の皆さまに主人を捜していただいたのです。お陰で 49日もきちんと出来ました」や「首まで水が来て駄目だと思った。傍で家も人も皆 流されていった。水が引いてから二階に登ったが、自衛隊の姿が見えた時は、助かった・・・と思った。感謝している」等々、心からの感謝の言葉を述べられておられました。

町長は、宮城県の危機管理監として、想定マグニチュード7・5前後の宮城県沖地震を前提に県で防災対策を行ってこられ、防災対策では、自衛隊の出動も想定した上で、自衛隊の皆さまの協力を得て 行っていたそうです

その際に知り合った自衛隊の方も多く、日頃から自衛隊の方々と交流をしてきた町長の これまでの経験が最大限生かされた結果、今回の震災の際、迅速に自衛隊との連携をとることができたようでした。

日頃の自衛隊の方々とのつながりを大切にされていたからこそ、その絆が緊急時に役にたったのではないでしょうか。

今回の震災での自衛隊の方々の働きは素晴らしいものでした。自衛隊員の姿を見て被災された方々は、どれほど勇気づけられたことでしょう。国民として頭の下がる思いと感謝の気持ちで一杯です。

「改めて法律を調べてみたら、自分が自衛隊の最高指揮官であることがわかった」というのんきな菅総理自衛隊を「暴力装置」と公言した仙谷氏。

阪神大震災の時、「憲法違反の自衛隊から食べ物はもらわないで我慢しましょう」というとんちんかんな事を言っていた女性議員が、このたびの震災の 災害ボランティア担当 総理大臣補佐官に 任命されましたが、自衛隊を認めず、国防の意識もない政府のもとで 国民の安全はどうなるのでしょうか。

常日頃の自衛隊とのかかわり方はとても重要だと思われますが、

杉並区では、これまで自衛隊とどのようにかかわってきたのか、現状と今後どのようなつながりを持っていくのか区長にお伺い致します。

次に 新教育基本法と教科書採択について質問致します。

平成18年に教育基本法が改正されました。

教育基本法では、教育の目標として 2条の5に「伝統と文化を尊重し、それらをはぐくんできた我が国と郷土を愛するとともに 他国を尊重し国際社会の平和と発展に寄与する態度を養う」とあり、第5条の2では、「国家及び社会の形成者として 必要とされる基本的な資質を養うこと」とされています。

本年の教科書採択は、新教育基本法のもとでの、初めての採択です。

先日、数人で教科書の展示会にお伺いしましたが、初めて英語の教科書をご覧になったお母様は、教科書によってこんなに内容が違うとは知りませんでした と驚いておられました。

すべての教科書が検定を通った教科書ですが、随分内容が違います。

英語については、他教科と違い 暗証する事もあるのですから、出来るだけ暖かい

内容であって欲しいと願っておりますが、相変わらずむごい写真が使われている教科書もありました。

音楽は、二冊でしたが、どちらもとても綺麗で素敵です。ただ、童謡や唱歌が入っておらず少々残念でした。

家庭科や保健体育は、とても勉強になり 思わず読みいってしまいそうになりましたが、お父さんお母さんを、パパ、ママと書いてある教科書には、少々違和感がありました。

気になったのは、社会科でした。

学習指導要領では、歴史的分野の目標として。「我が国の歴史に対する愛情を深め国民としての自覚を育てる」とありますが、どこの国の教科書か と思われる記述の教科書がある一方、事実は事実として記載した上で 日本人としての目線で公正にかかれた教科書もありました。

成長期の重要な時期の中学生が、歴史を学ぶことによって、先人たちの感動の物語を感じ、日本を担う国民としての生きる希望と勇気がわいてくるような 歴史教育をして頂きたいものですが、

中学生における歴史教育・公民教育は どうあるべきか、まずお聞き致します。・・・①

各教科書会社は、教育基本法の改正に基づき、学習指導要領の改訂も行なわれているのですから、それに沿って教科書の編集をしたはずです。

しかし、教育基本法や学習指導要領、解説書に則っているとは思われないような記述の教科書が、検定を通っています。

そこで、他の議員より質問もでておりましたが、区長及び教育長にいくつかについて ご所見をお伺い致します。

まず、★日本の神話についてですが、

学習指導要領の解説書では、「神話・伝承などの学習を通して、当時の人々の信仰やものの見方などに気付かせる」とありますが、「古事記」や「日本書記」の単語はありましたが、「ものの見方」にはまったく触れていない教科書もありました。

神話を取り上げる意義についてお伺い致します。・・・②

次に★天皇についてですが

学習指導要領では、「日本国及び日本国民統合の象徴 としての 天皇の地位と

天皇の国事に関する行為について理解させる」とあり、小学校学習指導要領でも天皇について 理解と敬愛の念を深めるようにすること」とあります。

天皇が、国事行為のみされているような記述の教科書があり、全国民を代表して行われている国事行為の意義や祭祀について書かれてある教科書は少ないのが残念ですが、杉並の子供達には、国事行為の意義とともに 世界に比類ない皇室二千年の伝統と、その皇室を戴く日本の国柄の素晴らしさを しっかりと学ばせて頂きたいものです。

このたびの震災時もそうですが、国難の時は、自分の身を顧みず国民の為に祈り行動されておられます。(二重敬語の指摘あり)

日本が敗戦した時、昭和天皇マッカーサー司令官を訪問した時、マッカーサー司令官は、自分の身より国民の事を第一に考える昭和天皇の姿勢に大変心を打たれたという話もありますし、天皇陛下が外国を訪問される際には、世界の方々は、最大の敬意をもって天皇陛下を迎えて下さっております。ローマ法王は、来日された際に、自ら皇居に赴き、昭和天皇に謁見されたと聞いております。

平成21年の中国の習近平 国家副主席来日の際に、陛下の日程を無理やりかえさせ、陛下を政治利用しようとした政治家もいましたが、とんでもないことです。

天皇の行う国事行為の意義を 生徒に教える必要性についてのお考えをお伺い致します。・・・③

自衛隊についてですが、

学習指導要領中学校社会科解説書では「自衛隊が果たしている役割」を正しく教えるように」追加改正されています。しかし、国土防衛や災害派遣で活躍している自衛隊に対して「武器をもたないというのが日本国憲法の立場ではなかったかという意見もある」という教科書や、「平和主義に反するのではないか」と書かれている教科書もありました。

このたびの震災後の自衛隊の活躍には、多くの国民が感謝の念を送ったはずです。

区長は、自衛隊が果たしている役割」について どう考えておられるでしょうか?④

★国旗、国歌についてですが、

学習指導要領では、「国旗及び国歌の意義並びに それらを相互に尊重することが国際的な儀礼であることを理解させ,それらを尊重する態度を育てるよう」に 求めていますが、国家間における国旗国歌の尊重の記述はあっても、日本の国旗国歌には触れない公民教科書もあります。

国際化時代に、自分の国の国旗や国歌の意義も教えないで、対等な国際人として活動していけるのでしょうか。

国旗国歌の意義を正しく教える必要性についての考えをお伺い致します・・・⑤

領土問題についてですが、

領土問題は国にとって大変重要な問題ですが、学習指導要領には「世界平和の実現」については、領土、国家主権、主権の相互尊重、国際連合の働きなど基本的な事項を踏まえて理解させる」とあります。

解説書でも、北方領土竹島が「不法に占拠」されていることを理解させる とあります。竹島尖閣諸島について「日本固有の領土」である事を 明確に記述している

教科書もありますが、まったく、記述がない教科書もあり、外務省の公式見解と異なる見解を唱える教科書もあります

日本の領土問題を 正しく学ぶ必要があると考えますが、いかがでしょうか・・・⑥

次に★拉致問題についてですが、

拉致は、人権侵害・主権侵害の国家犯罪でありますが、「日本との関係では拉致問題が残り、北朝鮮との関係は好転していません」と、北朝鮮による拉致問題が、北朝鮮との関係好転を阻害している問題であるかのような 記述をしている教科書がありました。

4月の衆議院拉致問題特別委員会では、古屋議員が、中学公民教科書について拉致問題に関する記述を 具体的に比較して質問しました。その質問に対して 

中野拉致担当大臣が「よく書いてくれた」と、ある教科書の拉致問題の記述に対して敬意を表した答弁をされていますが、

拉致問題に関する記述が 教科書により大きく異なること についての見解をお伺い致します。また、主権を侵害すること にについての考えをお聞かせ下さい。・・・⑦

横田めぐみさんの拉致を指揮した北朝鮮辛光洙シン・ガンス)という
日本人拉致犯人の助命嘆願書に署名した
 菅総理でさえ、拉致問題について「我が国に対する主権侵害かつ重大な人権侵害である。許しがたい行為である」と述べておられますが、いかがでしょうか。

次に★人種的差別撤廃提案についてですが、

日本はかつて、大正8年(1919年)第一次世界大戦後のパリ講和会議において、議題の一つとして人種的差別撤廃を提案したことがありました。

大多数の賛成を得ながら 残念ながらアメリカやイギリスなどの反対で否決され、実現はしませんでしたが、世界中が 欧米の植民地であった時代に毅然とこの提案をした先人達がいたことは、日本人として誇れることです。

パリ講和会議に関する記述は教科書によってまったく違いますし、ほとんどの教科書には人種的差別撤廃提案については、残念なことに掲載されておりません。

さらに、歴史上の人物についてですが、

「国家・社会及び文化の発展や 人々の生活の向上に尽くした歴史上の人物を尊重するように」と 学習指導要領にありますが、悠久の歴史を作ってきた先人の物語は、子供たちの心をわくわくさせるはずです。

多くの先人達がいるため、限られたスペースの中で どの人物を入れるかは大変難しいところですが、これは、日本の子供たちが学ぶ教科書だろうかと、首をかしげたくなる人物を取り上げている教科書もあります。

ある教科書では、江戸初期のアイヌの首長である「シャクシャイン」、平安初期の蝦夷の首長である「アテルイ」、が取り上げられてあり、アイヌ出身の元民主党参議院議員の「萱野茂」は、写真入りで詳しく取り上げられていました。

江戸時代後期に、農村復興政策を指導し「勤労・分度・推譲」の教えを説いたという二宮尊徳」は、かつては、各学校の校庭に銅像がありました、しかし、多くの教科書には載っていません。

神武天皇が初代の天皇という事も載っていない教科書もありますが、外国で聞かれて答えられない中学生では困ります。

日本人の誇りとなる パリ講和条約における人種的差別撤廃提案などの歴史的事象や 歴史上の人物を正しく教えることは、子供たちが先人を尊敬し 生きる希望や

勇気をもつことにつながると考えますが、いかがでしょうか・・・お伺いいたします⑧

人種的差別撤廃提案について現在は、どのように教えておられるのでしょうか、気になるところです。

また、どの教科書にも振り仮名が多すぎます。名前の読み方ですが、「孫文」をスンウエン「蒋介石」をチャンチェシ―と「毛沢東」をマオツオトンと読ませている教科書もあります。

何を意図しているのかわかりませんが、全国一つだけの国定教科書を選ぶわけではありませんので、これでは、転校生や違う地域の学校の生徒と話す時にとまどってしまいそうです。

韓国併合や戦争に至った経緯についてですが、

韓国併合については、「朝鮮では、皇民化の名のもとに、日本語の使用や姓名の表し方を日本式に改めさせる 創氏改名をおしすすめました」とかかれた教科書や「植民地経営の一環として米の作づけが強いられたり、日本語教育など同化政策がすすめられた」と近隣諸国条例に配慮した教科書となっています。

しかし、日本の軍人の将校の中には、韓国名の優秀な人もおりましたし、韓国は日本が併合した後の方が、人口は増え、普通学校生徒数も増えております。大学も、大阪や名古屋大学より先に韓国に作られました。そのような事実があったことも合わせて教えて欲しいものです。

韓国が併合された経緯には 詳しくふれていない教科書が多く、併合に反対であった伊藤博文安重根に暗殺された事にさえ ふれない教科書もあります。

教育基本法が改正され、教科書から「強制連行」の文字は無くなりました。

外務省調査によれば、昭和19年9月から翌年3月まで国民徴用令が朝鮮半島に適用されたことはありましたが、徴用で動員された方々も戦後、帰国され、本国に帰らなかった韓国の方は、245人ということです。

何故これまで「強制連行」という記述がされて子供達の心を傷つけていたのでしょうか。

第二次世界大戦においても、何故戦争になってしまったのかについては、ほとんど記述がありませんでした。インドのパール判事は、東京裁判で「ハルノート」について、「アメリカが日本に送ったのと 同一の文書を他国に送れば 非力なモナコ公国や

ルクセンブルク公国でさえ 必ずアメリカに対して武力をもって立ちあがっただろう」と語ったといわれておりますが、この「ハルノート」等 についても記述がない教科書があります。

終戦後7年の占領時代に、GHQの占領政策によって行われた戦争への罪悪感を 日本人の心に植えつけるための宣伝計画である いわゆる「ウォー・ギルト・インフォメーション・プログラム」が 巧妙になされたため、戦後生まれの私たちは、日本が悪いとの贖罪意識を持つ者が多くなっています。しかし、事実をきちんと検証すれば、いつの時代も 懸命に生きていた日本人がいたことに気付きます。この事を、子供たちに教えて欲しいものです。

韓国併合や戦争に至った経緯いについての見解をお伺い致します。・・・⑨

教育委員の方々は、採択までに、全ての教科書を精読し、これから日本を担っていく中学生にとって一番良い教科書を採択して下さると思いますが、

教育基本法や 学習指導要領に則った教科書を採択する必要性について、教育長の見解をお伺いします。・・・⑩

教科書展示会に一緒に行って下さったあるお母様は、「中学生が3年間で学ぶ教科書を、短時間で見ようとしても限界がある。教科書について いろいろ思うことはありましたが、一番大切な点は、教師の教養とか資質なのだと思います」と感想を述べて下さいました。

教育基本法の第9条の教員の部分には、「法律で定める学校の教員は、自己の崇高な使命を深く自覚し、絶えず研究と修養に励み、その職責の遂行に努めなければならない」とありますが、教師は、単なる労働者ではないのですから、崇高な使命を自覚し研鑽して子供達と接して欲しいと願っております。

以上質問を終わります。

聞いて下さった方よりの ご意見

1.   「されておられます」は二重敬語です。「されています」または「しておられます」

2. 人種差別撤廃の部分。
まず、「平成8年」は「大正8年」の言い間違い。(これはもちろんたいしたことではありません)
「否決された」というのは、結果的にはその通りですが、必ずしも正確ではありません。

日本代表団が提出した国際連盟規約修正案は規約委員会で投票総数16のうち11対5で、実は可決されました。
賛成は、日本(2票)、フランス(2票)、イタリア(2票)、中華民国、ブラジル、ギリシャユーゴスラヴィアチェコスロヴァキア。反対は、アメリカ(2票)、イギリス(2票)、オーストラリア(五大国は2票ずつ持っていた)
しかし、これが認められればアメリカ国内で黒人勢力が強くなると圧力をかけられていたアメリカ大統領ウィルソンが議長として、「修正案は成立しなかった。委員会の全会一致の賛成が得られなかったので 採択されない」と宣言しました。
それまで採決はすべて過半数で決定されていたため、フランスが「修正案には過半数の賛成があった」と直ちに発言しましたが、ウィルソンは「このような特殊な案件では規約に入れられない」と主張。

これが第二次大戦の遠因の一つだと考える国際政治学者もいます。
日本の指導層は、「軍事力を拡大しない限り米英に耳を傾けさせることはできない」と
身にしみて感じたに違いないというのです。

(P・G・ローレン著、拙訳『国家と人種偏見』1995年、TBSブリタニカ刊)


再質問・・・しなかった・・・すれば良かった(後悔)

一つ一つの項目について再質問したいところですが、時間もありませんので、領土問題についてのみ再質問致します。

教科書の部分で領土問題についてふれましたが、竹島は、現在不当に韓国により占拠されており、又、尖閣諸島については、1968年の海底調査の結果、尖閣諸島付近に石油資源がある可能性が指摘されて以降、中国は領有権を主張しています。

日本側は領有権問題は存在しないとの立場ですが、中国は、6月17日に大規模な海上デモ活動を行う予定だったとも聞いております。

区長は、この竹島尖閣諸島等における領土問題に対してどう考えておられるでしょうか。また、中学生は、心身ともに不安定な時期ですが、領土問題をどう教える事が、一番適切なのか、ご所見をお聞かせ下さい。