杉並区議会女性議員視察・・・南相馬.飯館
8月7,8日の一泊で、女性議員視察で、南相馬市と飯館村に行った。
南相馬市とは、平成19年2月の災害時相互援助協定を結んでいるが、東日本大震災が起こり、杉並区は、いち早く駆け付け支援をしている。現在も区の職員を派遣している。
震災後は、私自身も何度も現地に行ったが、あれから4年。テレビ等で時々見ることはあっても実際に現地に行って見るのとは違うはずとの思いもあった。
南相馬市役所で、説明をお聞きしたが、色々な問題が複雑に絡み合って、それをどこにぶつけるべきか・・・。あまりにも複雑で何とかならないのか・・・。
同じ南相馬市でも、地震、津波、原発と、被害の状況も違うが、原発の圏内によって補償金が払われる地域と払われない地域の問題もありそうだ。
一人月10万円の補償金となると4人家族で、40万円になる。今後の勤労意欲がそげてしまいそうだが、もっと良い将来に向けての支援はないものか・・・。
お聞きしているだけで、想像以上の大変さが伝わってくる。
トン袋という、一トンの袋に入った汚染された除染後の袋の仮置き場が、あちこちに見られるが、これからどうするのだろうか・・・。どこを最終処分場にするのだろうか。胸が痛い。
小高駅前の駐輪場。震災当時のままだという。この自転車に乗っていた学生たちは、、今、どうされているのだろうか・・・・。気になることばかり・・・。
図書館も見せて頂いたが、単なる図書館ではなく、小さな音でBGMがゆったり流されており、椅子があちこちに置いてあり、いつまでも居たくなるような雰囲気作りがされている。
色々な工夫がされており素晴らしい。杉並区でも取り入れられる所がありそうな気がする。
「木育」という言葉があるが、壁や椅子が「木」を」使っているので、精神的に落ちつく。