減税基金条例可決

2月28日の日曜日に、10時から18時頃まで一日かけて減税基本条例についての審議が行われたが、3月12日の採決の日も同じような意見が飛び交っていた。

以下、区政報告を送った時のお手紙・・・・。

桜もようやくほころび初め美しい季節となってまいりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

今日は、我が家の小さな庭にうぐいすが訪れ、美しい声で春を告げておりました。

この庭には、亡き母が気に入っていた「金柑」が植えてありますが、この「金柑」は、私にとって母の思いが詰まった思い出の「金柑」なのです。

昨年は選挙、政権交代があり、その後の余りの忙しさに、「金柑」を採る事も忘れておりました。その為でしょうか、たくさんの鳥が飛んで来てくれました。「金柑」に引きつけられ、うぐいすも訪れてくれたのかもしれません。

並区議会では、二月十二日から始まった第一回定例議会が三月十二日に終了し、多くの議案が可決されました。

なかでも印象的な決議は、「杉並区減税基金条例」でした。

減税自治体構想とは、これまでの行政改革で区債の返済に充ててきた予算の一部を積み立て、その利息で住民税を安くするという構想ですが、「税金は、今の住民に還元するべきだ。積み立てる資金があれば、たくさんの施策が出来る」との反対議員と「使い切り予算でいいのか。予算の一部を積み立てて 災害があった時も使える財政のダムをつくり、将来に備えるべきだ」との賛成議員との激しい応酬後採決。

通常は、起立して賛成多数となるのですが、正確性を期すた

め、氏名が記載された「札」を投票箱に入れるという記名投票

となりました。結果、十五対三十票で、可決。

その後、付帯決議の動議。またまた議場は騒然となりましたが、

「行政サービスの低下をまねかないこと・一定期間ごとに条例

の施行状況を検証する事」等の付帯決議も無事可決。

今後、予算に応じて積み立てていく事になりますが、杉並区

民として次代に誇れる減税基金条例としたいものです。

先の見えない混沌とした現状に胸がふさがる思いですが、

こんな時であるからこそ命がけで活動しなければなりません。

今後も、杉並区民として、日本人として、母親の目線で活動

してまいります。

変わらずのご支援感謝申し上げます。

       平成二十二年三月十六日