校長先生の心意気で不登校ゼロ
3月20日に、川口市立東本郷小学校の視察に行きました。
朝7時に、川口駅に迎えに来てくださった校長先生の車には、「パトロール中」と貼り付けてあり、学校までの間、一緒に校区をくまなくパトロールしました。
途中、止まって「トイレを貸して下さい」と・・・・以前不登校がちだった子供の家だったようですが、トイレを借りながら、家族との何気ない会話がとてもいい。
その後、集団登校の集合場所にて子供たちに声をかけ、学校へ・・・・
先生方の車にも「パトロール中」が貼ってあったが、先生方の挨拶の大きい声とはじけるような笑顔に少々びっくり。
先生が生き生きしている様子が、学校全体の活気につながっているのだろうな。
7時50分、正門にて校長先生は、生徒と一人一人握手をする。
手のあたたかさや力強さ、声の調子でその子の様子がわかるので、??と感じた子は、様子を見まもるとか・・・
家庭との連携もよくとれている様子で、脳科学指導を取り入れて、早寝早起き、朝食指導、ゲームは何分と指導している様子。
廊下は、所狭しとばかりに、模造紙に生徒の写真や、脳科学の専門知識が図やグラフ等で書かれており、大学の文化祭のような風情であるが、学校にいらしたご家族も勉強になる事だろう。
家庭モードから学校モードに切り替えるための朝の読書の時間は15分間。
各教室を校長先生はいつも見回っておられるようだが、今日は、私も全ての教室を見て回った。
担任の先生が居なくても、全ての生徒が、読書でシーンとしており、空気が乱れておらず、落ち着いた雰囲気である。
卒業式には、皆勤賞・精勤賞があるとの事。
この学校の生徒は幸せだなあ・・・・もちろん不登校ゼロ。
杉並区の不登校は、小学生49人・中学生153人ですが・・・・・・・・何とかなりませんか?
イギリスの児童教育者のニイルは、「凡そ、問題の子供というものは決して存在しない。存在するのはただ問題の親ばかりである」と語っています。親の教育まで自然体でしている校長先生は素晴らしいですね。
帰りに学校にいらしていた二人のお母様から、「お花やブロッコリー」「写真とキューイ」等頂いてしまいましたが、美味しかった事・・・ 地域の方々のあたたかさも学校の活気につながっている事を感じました。