日印友好親善訪問

4月12日から16日まで、インドに行ってまいりました。
データーでは、暑い・水は飲めない・・・等余り良いイメージではなかったのですが、見ると20060416_116 聞くでは大違い。
初めて行ったインドは、躍動感溢れる力強い国でした。
生きるとは・・・死とは・・・輪廻とは・・・と改めて考えさられる国でもありました。
2010年までには、高速道路や地下鉄も整備される予定とお聞きしましたが、10億人という人口のインドは、これから発展する国、これから楽しみな国です。

ネール大学にて、日本語専攻の大学生や大学院生と懇談しましたが、インドの学生さんから「温故知新」とか「一期一会」の語句を交えた美しい日本語での日本の印象を語る様20060416_007_1 子を拝見しました。
ただただ驚くばかり・・・。
正しく美しい日本語を使えない日本人が多い現在、(私を含めて・・・です・・・)日本人として恥ずかしい限りです。
素敵な学生さん達が、ギターを弾きながら日本語で歌を歌って下さいましたが、インドの学生と日本の学生との交流が、これから日本インドの友好を築いていく20060416_008 のでしょう。胸が熱くなります。

貧富の差が激しいとは聞いていましたが、広い綺麗なネール大学の敷地のすぐ隣では、その大学を掃除したりする人達が住んでいました。う・・・ん・・・何とも表現が出来ないほどのバラック生活でしたが・・・・
3歳位の目のくりっとしたかわいい坊やが、食べ物が欲しいというしぐさをした時は辛いものがあり、あの坊やの顔が今も目に焼きついて離れません。
(日本に帰ってきて、ケーキが食べられなくなってしまいました)

JATプログラム(The Japan Exchange and Teaching Programme)は、語学指導を行う外国青年招致事業ですが、平成17年は、1月現在で、44ヶ国より5853名を招致されていますが、米国2873名、英国916名、カナダ778名、オーストラリア421名ニュージーランド320名とのことでした。
インドからはまだ数人との事ですが、これから多くなって欲しいなあ・・・と思います。

ガンジー財団の敷地内では、ガンジーが住んでいた住居も拝見。
学校もあり、その子供達が一人一人に生花のレイをかけてくれましたが、カーストの低い子達を集めた学校で学んだ子達が地域に帰って教育すれば地域が良くなるとの思いで教育しているようでした。

ガンジーが祈っていた場所で、子供たちのお祈りを聞きましたが、済んだ祈りの歌声は20060416_123 清々しく心洗われるよう・・・・・

インドは、昭和天皇崩御の際に、日本より長い日数「喪」に服して下さった国であり、東京裁判の時に、「日本は無罪である」と主張して下さったパール判事の国でもありますから、今後も仲良くしてゆきたい国です。

今回の視察旅行は、日印友好の大切さを感じる50数人の地方議員をはじめとする総勢200人以上の方が参加下さいました。今後の両国にとって意義深いものとなる事でしょう。20060416_043_1