沖縄へ・・・会派の行政視察

平成21年12月９．１０．１１日、自由民主党杉並区議団の会派で沖縄に視察に行った。

９日は、那覇にある沖縄県男女共同参画センターの「てぃるる」にて、事業概要や実績を説明して頂いた後、センター内を見学。

豪華なセンターに驚いたが、啓発事業等の内容は充実している。

高校生に「デートＤＶ」をビデオを使っての啓発講座を開催しているが、「デートＤＶ」という言葉を初めて知った。

何故、「デートＤＶ」という言葉が出来たのか不思議だが、デートって好きな人とするんじゃないのだろうか。ストーカーも「デートＤＶ」の中に入っていたが、それは「デート」とは言えるのか疑問。

相談事業は、国際女性問題相談が多いとの事。外国人と結婚している中で、９０％が米軍との結婚.

問題も多く、英語の話せる弁護士が必要であるし、沖縄ならでの苦労をお聞きして複雑な思いがする。

10日は、北谷町（ちゃたん町）役場にて、「平和行政について」視察。

北谷をちゃたんと呼ぶとは・・・難しい。

北谷町（ちゃたん町）には、嘉手納飛行場、キャンプ桑江、キャンプ瑞慶覧、陸軍貯油施設等がある。

役場視察の前に、ちゃたん町公園の前のホテルで海を見ながら外のテラスで昼食をとったが、ホテルの上でものすごい音・・・驚いてしまった。

そうか・・・飛行機だったと思っていると、また、大きな音。どんな飛行機だろうかと、外に飛び出して見たが、余りにも大きな音に思わず手で耳をふさいでしまった。大きな戦闘機だったが、あっと言う間に行ってしまった。

ちゃたん町役場では、宮里町議会議長・稲嶺議会事務局長・岸本町長室町・津嘉山秘書係長の4人から、説明を受ける。

基地被害についてお聞きしたが、実際に地元の方々より話されると米国に抗議もしたくなる。議会では、住みよいちゃたん町のために、抗議や要請を何度も行っており、「基地対策特別委員会」がある。改めて日本は敗戦国なのだという事を感じ悔しい思いとなった。

米軍基地の現状と対策について・・・全国にある米国基地の７５％が、沖縄にある。

午前3時50分頃、早朝離陸で、１０９．２ｄｂの爆音が記録されたとか・・・。

寝られない・・・。

時間の制限については、規制措置があるようだが、緊急の場合等、規制措置は

形骸化されている。

役所の周りの土地は、返還された土地との事だったが、返還後、土地を調査すると、ヒ素が出たり、弾薬、重機車両の不法投棄、銃弾、砲弾等の不発弾もあり、なかなか進まないという。

いまだに・・・戦後を抱えている沖縄に対して、東京で暮らす私達は、平穏に暮らしているが、申し訳ない思いになってしまう。

視察した所で、何か出来るわけではないのだが、思いを共有する事は出来る。

11日、普天間飛行場視察。

宜野湾市議会から、自民党の仲村議員、又吉議員、呉屋議員、平良議員が、飛行場の見える丘に出迎えて下さって色々説明して下さった。

平成8年、普天間飛行場は、５～7年以内で全面返還が合意されているが・・・・。